突然ですが、
最近どんな音楽を聴いていますか?
音楽好きでサブスクの音源を積極的に聴く方もおられれば、
あまり意識的には聴いていないよ、という方もおられるかもしれません。
私自身はというと前者で、
さまざまな時代・ジャンルの音楽を多く聴いてきたと思います。
今回はそんな私から一つの提案として、あまり聴き馴染みのないであろう「アンビエントミュージック」というジャンルについて、
ご紹介できればと考えています。
きっと今の時代にもマッチした、素敵な音楽体験ができると思います。
※是非、下のプレーヤーを再生しながら、続きの記事を読んでみてください
アンビエントミュージックのススメ
アンビエントミュージックとは
イギリス出身のミュージシャンであるブライアン・イーノによって提唱された音楽で「環境音楽」とも訳されます。
その場の空間に溶け込む様に流れ、音楽が鳴っていることを聞き手に意識させない。
そんな思想によって制作された音楽を指します。
ただそこに存在している、そんな音楽
聞き手に鳴っていることを意識させない、
言い換えると、私たち聞き手が「能動的に聴かない音楽」とも言えます。
例えばロックやポップスを聴いている時、
その音によって気持ちが乗ってきたり、一緒に口ずさんだりしている。
これはいわば音楽に対して、意識が向いている感覚だと思います。
一方でアンビエントミュージックは、
部屋の中の家具や、匂い、光などと同じように、ただそこに存在している。
そんな音楽なのです。
その魅力は…
さて、少しイメージが湧いてきましたでしょうか。
記事の最初でブライアンイーノの「LUX」というアルバムを再生しながら読んでくださった方、
短い間ですが、ここまで聴いてみて曲の印象はいかがですか?
恐らくだけれど、
「あまり印象が残っていない」のではないでしょうか。
それこそがアンビエントミュージックなんです。
(音楽に意識を奪われることなく、けれど気持ち良く流れてくれていたのではないでしょうか。)
なんだかトンチの様に感じたらごめんなさい、
しかし本当にそういう意図で作られているものなんです。
集中したい時、リラックスしたい時に
実際のところ、綺麗な音色とゆったりした空気感がとても心地良い音楽です。
何かするときに無音は寂しいけれど、
好きなポップス音楽やYouTubeを流してしまうと気が散ってしまう。
そんなときにアンビエントミュージックは最適だと思います。
- 読書をするとき
- リモートワークをするとき
- 家で副業や勉強に励むとき
- 今どきの言葉で言う Chill(チル)したいとき(リラックスしたいとき)
あくまで主役は自分であり、その活動を邪魔してはいけません。
アンビエントミュージックは、自分のやるべきことに集中できる環境づくりに一役かってくれると思います。
おすすめアルバム
アンビエントミュージックの入り口として、ブライアンイーノのアルバムをお勧めします。
いずれもAmazon Prime Musicや、Apple Musicなどでも聞くことができます。
The Pearl
美しい音色と、広がりのあるサウンドスケープ。
きっとあなたを、時に集中に導き、時にリラックスにいざなってくれると思います。
Ambient 1: Music For Airports
「アンビエント」という音楽ジャンルを提唱した、初めての作品。
その名の通り 空港で流されることを念頭に 製作されており、実際にニューヨークのラガーディア空港で使用されているそうです。
こちらもぜひ聴いて欲しい一枚です。
まとめ
アンビエントミュージックはシンプルかつ美しく、
それでいて自分の環境を侵さない、素晴らしい音楽だと思います。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
Amazon Prime Musicや、Apple Musicなどでもさまざまな作品を聞くことができますので
ぜひ気軽に流してみて、お気に入りを探してみてください。
それでは。
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