Lens Cultureの「Street Photography Award’22」に応募してみた

https://www.lensculture.com より

こんにちは。Kiyoです。

ストリート写真を撮るものとして(また、その末席を汚すものとして)、
コンペなどがあれば積極的に応募したいと考えています。

今回はLens Culture主催のストリート写真コンペに応募してみました。

本記事では

  • 私が応募した内容
  • 評価文の内容(有料のレビューに申し込みました)

を共有していきたいと思います。

目次

Lens Culture「Street Photography Award’22」に応募してみました

Lens Culture とは

オランダのアムステルダムに本拠地を置く、現代写真カルチャー全般を扱う組織。オンラインマガジンを運営しています。
扱う写真のジャンルはストリートのみならず、ポートレートや芸術写真など多岐にわたります。

インスタグラムアカウントも100万人以上のフォロワーがおり、大きな影響力を誇っています。
投稿される選りすぐり写真達はいずれも素晴らしく、参考にしたいものばかりです。

Street Photography Awardとは

Lens Culture ではいくつかのアワードを開催していますが、
その中でストリート写真分野でのコンペティションになります。2017年から開催されているようです。

  • シリーズ部門(組写真)
  • シングル部門

があり、それぞれの部門の中で表彰が行われます。

応募にあたって

ではでは、実際に応募要件を確認していきます。

応募方式

https://www.lensculture.com/photo-competitions/street-photography-awards-2022 より

上の通り シングル または シリーズ の応募ができます。
また、オプションとして+15ドルの支払うことで、評価文を頂けるとのこと。

今回私はシングル5枚+オプションの評価文で応募しました。

有識者のレビューを受けられる貴重なチャンスなので、オプションの評価文が1番の楽しみです。

なお支払いはクレジットカードで実施可能です。
私の場合は50ドル(その時の為替で変換された円で)引き落としになりました。

応募することのメリットは?

https://www.lensculture.com/photo-competitions/street-photography-awards-2022

表の通り、入賞者やファイナリストには賞金・各種展示会の機会が与えられるようです。
また、右から2番目の「Editor’s Picks」に選ばれた方々の作品は、Instagramでシェアされていました。

(私のような)応募者全員に対しては、シリーズ写真もしくはシングル5点以上の応募が条件になりますが、
LensCultureのポートフォリオアカウントを作成できることがメリットのようです。

私の応募作品、結果

私の応募内容

ここ1年で撮影した、5枚をピックアップ。

応募にあたっては下記のテキストを記入していきます。

  • 応募全体のタイトル
  • 応募全体の説明文
  • 各写真のタイトル
  • 各写真の説明文
  • 簡単なアンケート(5問)

いずれも英語での記入が必要ですので、自信のないところは翻訳サービスを使用して埋めました。
写真のタイトル・説明文は、下の様に簡単に書いています。

評価文の結果

応募から7日後に下記のフィードバックが届きました。レビューが完了した旨はメールで連絡がありました。

結構沢山書いてくれていました、要点を追っていくと以下の様な感じでした。

この作品には私が好きな何かがあり、それはアプローチに関係しています。何か、穏やかでありながら重要なディテールの数々が、あなたの写真に特別な表情を与えています。

なにやら褒めてくれている?社交辞令的な導入でしょうか。

一般的に、あなたのアプローチは、2つのことに焦点を当てています。写真1や5のように、光と影を捉えて視覚的なコントラストを作り出すことと、構図と視覚性を高めるために、都市環境の物理的な線、形、色を(構図によって)利用することです。

具体的な写真の評価に入っていきます。きちんと写真を見てくれていることは伝わります。

これらの手法はストリート写真で最も一般的なものであるが…(略) あなたの場合、少し逸脱しているように見える。
多くのストリートフォトグラファーがやっているような、大胆な視覚的コントラストで誇張しているわけでもない。色や形でやりすぎているわけでもない。

これはどう捉えたら良いか、、
多くのストリート写真家がコントラストや色彩を誇張しすぎているということ?

私の写真は編集で手の込んだことをしていないので、
それが良いとされたのか、あるいは物足りないということ?

多くのストリートフォトグラファーは人物は構図を面白くするための存在としか考えていないが、あなたは人物に対する感性を発揮していますね。
この写真を撮ったとき、あなたが感じたものが私に伝わってきたのです。写真5の二人の女性や写真4の小さな女性など、その場にいる人物を想像してしまうような不思議な感覚が、あなたの写真にはあるのです。

人物の情景をうまく捉えている、というようなお褒めの言葉と捉えておきます。

シャッターを押すとき、撮った人への思いが作品に特別なエッセンスを与えます。それは、今はまだ見えないかもしれないけれど、写真の形や構図、光や色に込められているんです。この感覚を失わないことが、あなたの成長とともに、あなた自身のスタイルを決定することになるのです。
コンテストでの幸運を祈ります。

構図や被写体の造形にばかり囚われるのではなく、
撮影者の感性を大切にすること、写真に表現することで自分のスタイルが築き上げられるよ。

といった様な内容で締めくくられていました。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

LensCulture Awardは世界中から応募が集まる、非常にレベルの高いコンペです。
入賞は大変狭き門ですが、何事もチャレンジしてみないと始まりません。

また自分の作品を客観的に評価してもらえる機会は貴重ですし、実際にレビューを頂いて非常に参考になりました。
(英文のニュアンスを正しく訳せているか自信のないところもあり、、
 英語が得意な方、訂正などあればコメント頂けたらとても嬉しいです!)

機会がありましたら、ぜひ応募をお勧めします。
良い発見を得る機会になるのではないかと思います。

それでは。

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