【Ricoh】僕とGRⅢ |使い続けて感じる魅力

僕のストリートスナップにおける相棒であるGRⅢについて書きたいと思います。

このカメラを手に入れて以来、本当に多くの写真を撮ってきました。
完全にその存在に魅了されているひとりです。

右ポケットにおける不動のスタメン、「スマホ」
まさかそのポジションを奪う存在が現れるとは…

このカメラの魅力は一体どこにあるのか、改めて考えたいと思います。

目次

GRⅢの魅力を改めて考える

(本当に)どこにでも持っていけるということ 【僕がGRを使い始めた経緯】

コンパクトカメラという存在

コンパクトフィルムカメラ:京セラ「P-mini」

僕がGRを購入しようと思ったきっかけは1台のフィルムカメラでした。

祖父が昔使っていたKyoceraの「P-mini」というカメラで、どちらかというとチープな部類のものです。
それでも祖父は「結構よく写るんだよ」と、とても気に入っていたことを思い出します。

祖父が亡くなってしまった時にこのカメラの存在を思い出し、持ち出す様になりました。

するとズボンのポケットに入るサイズ感ゆえ、気負うことなくどこへでも持っていける。

撮りたい時にすぐに取り出せ、終わったらまたポケットへ。
レンズカバーもワンタッチで開閉できるので、気を使うストレスもない。

コンパクトカメラの取り回しとしては当たり前のことかもしれませんが、
それまで一眼レフを主に使用していた僕としては、この扱いやすさが病みつきになったのです。

そしてGRへ

GRⅢをポケットから取り出す

P-miniで味わった体験。

  • 本当にどこにでも携帯できる
  • 必要な時に必ず取り出せる(ポケットに入るので、カバンの中に入れっぱなしにならない)

これは日常的に写真を撮りたい思っていた自分にとって素晴らしいことでした。

特にポケットに入ることがとても重要です。

私は小型のデジタル一眼レフも持っていますが「カバンに入れておける」ということと、
GRのように「ポケットに入れておける」ことでは、すぐに写真を撮れるという点において、非常に大きな差だと感じます。

一方で、P-mini(フィルムカメラ)の時は、
撮影枚数を気にしたり、夕方暗くなり出すと撮影が厳しいという難点もありました。

これらを解決して かつ、画質 や モノとしての所有感 を、より満足のいくものにしたい。
そんな考えから コンパクト機のマスターピースであるGRへ 自然に手が伸びていました。

ワンハンドで操作可能なインターフェース

GRⅢを片手で操作する

撮影時に必要な操作が、いずれも右手一つで操作可能になっているユーザインターフェースは本当に秀逸だと思います。

  • モード変更(絞り優先 ↔︎ シャッタースピード優先 ↔︎ フルマニュアル)
  • 絞り操作
  • シャッタースピード変更
  • 露出ロック
  • フォーカスロック

僕は必要に応じて、上記の操作を行うことが多いですが
前述の通り右手だけで、それも非常に心地よく良く操作を行うことができるのです。

これは各種ボタンやホイール部品の配置位置、向き、サイズ感などが本当に考えられているからだと思います。

GRは手のひらに収まる小さな筐体です。

各種操作系を配置するだけでも一苦労だと思うのですが、
練り上げられたレイアウトと、それが生み出す操作感がすばらしいと感じます。

本当に触っていて気持ちが良いため、
撮影をしない時でも 無意識にダイヤルやボタンをいじってしまうほどです。

シャープを極めた描写力

非常にシャープな描写のスナップ写真(GRで撮影)。

上の写真は、GRを初めて持ち出した日に撮影したスナップ写真です。

  • 建物の直線のシャープさ
  • 日の光と影のコントラスト
  • 光に照らされる人物のディティール
  • 全体に及ぶ 澄んだ空気感

この描写にガツンと打たれた僕は、一気にGRの虜になったのでした。

後に使用していく中で、様々な幅広い表現をできるカメラであることを実感していくのですが、
このシャープな描写の表現というのが、私の中ではGRの ど真ん中。 代名詞の様なものだと感じています。

28mmという画角について

GRの28mm広角レンズで撮影し、トリミングして仕上げるイメージ
実際に撮影した写真と、トリミングして仕上げた範囲(白枠)

フルサイズ換算28mmという広角域の画角は「意図しないものが映り込んでしまう」など、苦手とする人が一定数いることは確かでしょう。

僕の場合は、後でトリミングすることもある程度念頭において使っています。

ストリートスナップをメインとしている僕としては、最も好きな画角は35mm相当です。

ストリートスナップでは画角を決め切る間も無くシャッターを切る場面も多いため、
撮影時は28mmで広めにとっておき、後にイメージ通りにトリミングする
という運用ができることは便利。

僕の感覚的にはレンジファインダーカメラで、ブライトフレーム外の部分も常に撮っておける様なイメージです(伝わりますかね…)

例えば35mm相当にトリミングしたとしても1,500万画素(4800×3200)の画質を誇っており、十分に美しさを保つことができます。
僕は撮影した写真を大きなPCモニターで見ることが多いですが、全く問題のない画質だと思います。

もちろん28mm広角のメリットを存分に活かして、建造物などを収める上でも力を発揮します。

また、元々iPhone(26mm相当)など スマホカメラを使っていて、
カメラに移行していきたい方にとっても違和感なく使えるのではないかと思います。

ちなみに

今は40mm相当のGRⅢxも発売されていますので、もし今購入を考えている方はきっと迷いますね。

僕もGRⅢxは欲しいです。。

ただ、もし初めに買う一台を選ぶとなると28mmのGRⅢなのかなと、個人的には思います。

理由は前述の通り、ストリートスナップにおいて広い画角のレンズ方が効果的だと思うからです

また広角レンズの方が被写界深度を深く取ることができるため、
フルプレススナップ + ゾーンフォーカスで即時ピントも合わせやすいのは非常に大きなメリットです。

ご参考になれば幸いです。

孤高のデザイン

全体に直線、円をベースとしたデザイン、漆黒の黒一色。

印字されている文字も落ち着いたグレー、主張しすぎない。
視覚的なノイズが少ないので美しく感じるのだと思います。

これだけ手に馴染むデザインも中々無いなと思いつつ、、しかしどこかで味わったこともあるような…

!?

GRとiPod

これだ、iPod。
多くの人を魅了するデザイン、どこか共通点がある様に感じませんか? (超 個人的意見です。)

※GRは1990年代からほぼ変わらないデザインで存在していますし、
iPodのデザインの元ネタはBraun社のT3というラジオだと言われていますから、どちらかが真似をしたということでは無いです。

まとめ

GR3と影

僕の愛機であるGRⅢについて、
これまで使用してきた実感をもとに、改めてその良さについて考えてみました。

個人的な実感ベースの話となりましたが、
カタログスペック的な部分とかは今さら触れても仕方がないですしね。

「最強のスナップシューター GR」このカメラと共にいることで、良い写真を撮るチャンスが 日常の中に生まれる。
僕の生活を変えるほどの存在です。

GR好きの方に共感頂ける部分があったり、
これからGRの購入を検討している方の参考になったら嬉しく思います。

長文お付き合いありがとうございました、
それでは。

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