2022年初から夏頃にかけて、ゆっくりこつこつ。
フィルムカメラで撮影してきた写真の現像が完了しました。
今回はフィルムカメラで撮影したストリートスナップをまとめます。
Kodakのフィルム、Portra400 を使用していますので、その作例としても参考になれば幸いです。
僕が使用した機材
【カメラ】OLUMPUS XA2
シャープな描写力を持つコンパクトフィルムカメラを探し求めて購入した、見た目も可愛い一台。
パンフォーカスで広範囲にピントが合うので、
ポケットから取り出して すぐにシャッターを切れる機動性が魅力。
【フィルム】Kodak Portra 400
最近はどのフィルムも高価。大体1本2,000〜3,000円くらいの物が多いと思います。
こちらは5本で購入する必要がありますが、
Kodakの名フィルムPortra400 が 他製品と同等の価格だと考えると安いと思います。
フィルムカメラで撮るストリートスナップ
日常のスナップ
インパクト強めのシーンから。
豚を散歩しているおじさんと、左側のミニブタを連れている女性。
みんな物珍しさに集まってきています。
さらに驚きだったのは、この二人が 知り合いのブタ仲間 というわけでもなさそうで、
たまたま遭遇したらしかったこと。
東京は面白い街です。
見慣れた東京駅の駅舎と、日傘の女性。
被写体や構図に、特にこだわらず気軽にパシャリ。
それでもどことなく良い風合いに仕上がるのはフィルムの良いところ。
歩道を渡る自転車。
屋内駐車場の出入り口、
IN・OUTの境の柱を中心に置いて、2分割する感じで。
横須賀の海に行った時、スカジャンの男性がいたので思わず撮影。
周辺減光により隅の方が暗いですが、これも古いカメラの味ということで。
逆光が生み出すフレア
オールドレンズはフレアが発生しやすいので、これを楽しむのもよし。
逆光をバックに、橋に向かって歩く男性を撮影。
何気ないシーンですが、フレアが良い味付けをしてくれています。
鉄橋と青空と、ハットの男性。
強い光を受けるハットはシルエットが浮き上がりつつ、人物は暗く引き締まった写り。
なかなか良い仕上がりではないでしょうか。
こちらも逆光を受けて。
写真全域に広がるほどの、特大フレアが暴れています。
清く 正しく 美しく。
宝塚の広告かな?
光と影のコントラスト
デジタル写真に比べて、淡めのコントラストがフィルム写真の魅力でもありますが、
こちらはハッキリしたコントラストの一枚。
一方で、床に映る光には柔らかさが感じられます。
オールドカメラ特有の味わいですね。
全体的に影になっている建物たちの中に、
反射した光を受けて(?)、ピンポイントで明るく写る中央の建物。
デジタルカメラであれば、光と影の境目がよりシャープ・直線的に写るであろうシーン。
Olympus XA2のレンズがシャープさと柔らかさを両立していて好きです。
Kodakフィルムのグリーン掛かった色味も良い味わいを出してくれます。
何気ない 瓦や手すりと、その影たち。
年季の入った建物の感じと、フィルム写真の粒子感のマッチングが良いんですよね。
フィルムカメラを持っているとき、特に撮りたくなる描写かもしれません。
まとめ
いかがでしたか。
今後ものんびりしたペースで、フィルム撮影を続けたいと思います。
フィルムカメラだけを持ってスナップに出かけるのは楽しく、
なんというか、デジタルデトックス的な体験と言えると思います。
撮影した絵をすぐに確認できないので、その場で振り返ることなくどんどん次へ、という思考になります。
これが中々気持ちいい。
少しでもフィルムカメラを使ったスナップに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
フィルム代や現像代はかかりますが、
カメラ自体は安くから手に入りますし、古い製品特有の「所有する喜び」もあります。
僕も時々はフィルムカメラを持ち出して、撮影を続けていきたいと思います。
それでは。
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