シルエット写真を撮る【取り方・作例】

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シルエット写真を撮る【取り方・作例】

クールな印象の写真を撮るために、人物のシルエットを狙ってみるのはいかがでしょうか。

人物がシルエットになる写真の例

人物がシルエットになることで、帽子の形やヘアスタイル、仕草などのフォルムが強調されます。
見る人の想像を掻き立てるクールな印象を作り出すことができると思います。

またスナップ写真を撮る上で、
人物の顔が写らないことからプライバシーにも配慮しやすいのもメリットです。

撮影した写真をSNSへ投稿することは多いですから、
被写体の匿名性を確保できるシルエット写真が人気なのは頷けますね。

ポイントは明暗差

黄色い壁の前のシルエット写真

では、この様なシルエット写真はどのようにとれば良いのか。

明部と暗部の階調差を利用しましょう

撮影した画角の中に明暗差がある時、
明るい部分に露出を合わせることで暗部が潰れてシルエットになってくれます。

次の章から、
街中の どのような場所に明暗差が生まれるのか、具体的に見ていきます。

シルエットの生み出し方

背景日向、人物日陰

背景に日が当たっており、手前の人物が日陰だとシルエットになる

この写真では
奥の白壁には日が当たっているのですが、
手前側は建物の影になっていて、日陰になっています。

このような場所が明暗差が生むスポットです。

また、撮影する際ですが、
カメラの露出を明るい側(背景の日向)に合わせましょう。

それにより暗い部分(手前の日陰ゾーン)が黒潰れすることで、日陰を通る人物が綺麗なシルエットになってくれます。

バックに発光物を

背景が発光物だと、手前がシルエットになる

背面そのものが発光している場所だと、比較的簡単にシルエット写真を撮ることができます。

上の写真も光る壁(スクリーン?)が背景になっており、それより手前側の人物はシルエットになってくれます。

背景に発光する壁があるシチュエーション

この方法は 特に夜に活躍します。

電光掲示板や、お店のショーウィンドウの前を通る人を撮影することで、簡単に人物をシルエットにすることができます。

ぜひ試してみてください。

逆光

奥から日が差すことで、シルエット写真になるパターン

「逆光」も明暗差を生むポイントになります。

原理的には先ほどの「バックに発光物」がある状態と同じです。
人工的な照明ではなくて太陽光を利用することになります。

上の写真は奥から日が刺しているので、
日の当たらない人物の手前側が暗部となってくれます。

影を撮る

駅に通路にあたる西日に寄ってできる影。人々のシルエット。

シンプルに影を撮るのも一つの手です。

上の写真では、横から差し込む西日を受けて、通路の壁にシルエットができていました。

このように、時間帯や太陽の位置に気を配り、影を探してみると楽しいと思います。

ボブのエアスタイルが際立つ、影の写真

足元の影にも注意を払うと良いかもしれません。

上の写真ではボブのヘアスタイルが
シルエットになることで、一層きわ立ちます。

まとめ

ハンチングとメガネが印象的なシルエット写真

いかがでしたでしょうか。

ポイントを掴むことができれば、シルエットを撮ることは比較的容易だと思います。

あと撮影した写真を、Raw現象などで編集するのであれば、
シャドウを下げてあげる(暗部を暗く締める)ことで、よりシルエットが明確になると思います。

クールでみる人に想像を掻き立てる、そんな素敵なシルエット写真をぜひ撮影してみてください。
それでは。

ストリート写真のテクニックが多く載っているおすすめの一冊です。
(英語の本ですが、写真がメインなのでとても学びがあります。)

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